書きたいように書こうぜ

絶賛、ネタバレ中。本とか映画とか。

嫌悪感の「代償」

 

代償 (角川文庫)

代償 (角川文庫)

  • 作者: 伊岡瞬
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: 文庫
 
 
☆☆☆☆
反吐が出そうになる。読み飛ばしたくなる。もう読むのをやめたい。出てくるのが鬼畜野郎であるということだけが理由ではない。
継母との近親相姦が汚らしい。母親が陵辱される場面まで出てくる。あえてこの表現がいるのか疑問が消えない。
エンターテイメント小説の表現としてどうなのか。別の設定にしても物語は成立したはずだ。あえて読者が嫌悪感を催すように描いているのだろうが、それが正しいのか。
 
初めて読む作家だ。