2019-04-11 嫌悪感の「代償」 代償 (角川文庫) 作者: 伊岡瞬 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2016/05/25 メディア: 文庫 ☆☆☆☆ 反吐が出そうになる。読み飛ばしたくなる。もう読むのをやめたい。出てくるのが鬼畜野郎であるということだけが理由ではない。 継母との近親相姦が汚らしい。母親が陵辱される場面まで出てくる。あえてこの表現がいるのか疑問が消えない。 エンターテイメント小説の表現としてどうなのか。別の設定にしても物語は成立したはずだ。あえて読者が嫌悪感を催すように描いているのだろうが、それが正しいのか。 初めて読む作家だ。