書きたいように書こうぜ

絶賛、ネタバレ中。本とか映画とか。

「監獄の首領」は殴るのがお好き


監獄の首領 [DVD]

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★★★

牢獄ものと思ったら、潜入捜査ものだった。こっちの方が大好物。バレるかバレないかのヒリヒリ感は映画の醍醐味だよね。もう少しこのあたりを引っ張った演出ができたはずなんだけど、あえてなのかどうなのかあまり引っ張らず、物語を展開させていく。バレるときは一発でバレちゃうし。繊細な心理描写より派手なアクションというか暴力シーンの方が重要視されていた感じだ。

気になるところはある。もっと早く、しかも自分の手を汚さずに、息の根を止めれたんだけど、そうしなかった。泳がせておいて一味をまるごとやっつけると言うことなんだろうけど、まずはドンを始末するのが常道だと言っているのにね。

最後はお決まりのどつきあい。最後の最後はライフルだけど。これはまぁ自殺みたいなもんだし。その後も罪に問われる設定が何だかなと思ってたが、こいつが次の首領になるってことなのか。ここは刑務所だのセリフとは矛盾するんだけど、いいのかなその解釈で。

即物的なエグい描写はどうもなじめない。手を切り落とすとか。韓国映画にはなぜか多い。他の国ではあまり見ないし。こうした表現を好む風土があるのか。